頭部の骨を解剖学的には頭蓋骨(とうがいこつ)とよびます。 頭蓋骨は、図のように15種23個(舌骨を含む)の骨がパズルのように組み合わさ って出来ています。それらの骨の殆どは、縫合という柔軟性のある面で複雑に結合され呼吸のような微細な動きを有しています。 頭蓋骨は、顔面をつくる顔面頭蓋と脳を保護する脳頭蓋に分けられます。骨格から歪んだ顔を矯正し、小顔を手に入れるためにも頭蓋骨の仕組みを学びましょう。
脳頭蓋とは、脳を入れる箱のようなものですが、ヘルメットのように1つの骨ではなく6つの骨の組み合わせで構成されています。脳頭蓋には、脳以外にも脳を包む膜や血管・脳と中枢神経に栄養を与えている脳脊髄液があります。脳頭蓋のズレや歪みは、全身に様々な影響を及ぼすと言われています。頭蓋骨矯正を行う上で脳頭蓋の構造は必ず知っておく知識です。
① 前頭骨(1)
② 頭頂骨(2)
③ 側頭骨(2)
④ 後頭骨(1)
⑤ 蝶形骨(1)
⑥ 篩骨(1)
顔面頭蓋は、文字通り顔面をつくる骨格のことをいいます。数種類の骨の複雑に組み合わせにより作られ、その上には、約30種類のお顔の筋肉が付着しています。歯の噛み合わせや歯列の乱れ、お顔の筋肉のコリによる筋肉のアンバランスで骨格が歪む場合があります。効果的な小顔矯正や小顔マッサージを行う上で顔面頭蓋の構造は重要なポイントです。
⑦ 鼻骨(2)
⑧ 頬骨(2)
⑨ 上顎骨(2)
⑩ 下顎骨(1)
⑪ 鋤骨(1)
⑫下鼻甲介(2)
⑬ 涙骨(2)
⑭ 舌骨(1)
⑮ 口蓋骨(2)
頭蓋骨の縫合とは?