小顔マッサージにはかかせない小顔になるためのツボの一覧です。サロンでの小顔マッサージ、ご自宅でのセルフケアに使える小顔に効くツボの位置とツボの具体的な効果を知って、今までなんとなくやっていた小顔マッサージをより効果的に行いましょう!難しく考えずに押さえて気持ちいいところを優しく揉みほぐしてください。
ツボ押しの際に注意することは、指の使い方と力の入れ具合です。爪で皮膚を傷つけないように、どの指を使う場合も指の腹で行うようにしましょう。そして、皮膚が赤くならない程度で心地よいと感じる圧加減でツボを刺激しましょう。決して強く押せば良い・痛いほうが効くというものではありません。小顔マッサージのツボ押しには、ピンポイントでツボを押す場合とツボ周辺を大きく円を描くようにほぐすやり方があります。円を描いてほぐす場合は、クリームや乳液をご使用になることを勧めします。何もつけずに行う場合は、皮膚をすべらして摩擦が起きないようにご注意ください。
●ツボの名称
陽白(ようはく)
●場所
目の真ん中(瞳孔)の延長線上で、眉毛から親指1本分ほど上にある。
●効果
おでこのしわ・目の疲れ・近視・乱視・老眼の視力回復
★ポイント★
図のツボよりも範囲を広めに人差し指・中指・薬指ので円を描きながら優しくほぐしていきましょう。眼精疲労がひどい場合は、少しビリビリとした痛みを感じることがあります。優しい刺激でゆっくりと皮膚を動かすように刺激してください。額の皮膚の下の筋肉はすごく薄いので強い力は必要ありません。
●ツボの名称
印堂(いんどう)
●場所
両眉の中間。身体の正中線(身体をちょうど2分する線)上にある。
●効果
眉間のしわ・目の下のくま・くすみ・ニキビ・鼻炎・鼻水・鼻づまり・目の疲れ・不眠症・ストレス・花粉症
★ポイント★
眉間にしわがある人は、眉間の肉厚が増していることがあります。指の腹でグルグルと円を描きながら余分なお肉を散らすようにほぐしましょう。眉間がほぐれると心が軽くなりお顔全体の力が抜けることで表情が柔らかくなります。左右の眉毛を外側に広げてしわを伸ばすこともお忘れなく。
●ツボの名称
攅竹(さんちく)
●位置
眉毛の内側の端。小さいくぼみがあるところ。
●ツボの効果
まぶたのたるみ・むくみ・くすみ・頭痛・目のつかれ・眠気
★ポイント★
痛みが出やすいツボなので優しく刺激して下さい。眉毛から目の骨の際までほぐすと目の周りの血流がアップしてくすみや眼精疲労に効果的です。目元が変わるとお顔の印象も変わってきます。眼球に触れないように気を付けて行ってください。
●ツボの名称
魚腰(ぎょよう)
●場所
眉毛のまん中あたりのくぼみ。
●効果
まぶたのむくみ・むくみ・目の疲れ
★ポイント★
目の疲れから眉毛がこる方におすすめのツボです。眉毛の真ん中あたりを押すとツーンとするところがあります。気持ちいい程度の圧でグルグル回しながらほぐしましょう。魚腰(ぎょよう)に中指を当てて人差し指と中指も添えて指3本で眉毛全体を大きく動かすと目の疲れだけではなく、まぶたのむくみ・たるみにも効果的です。
●ツボの名称
糸竹空(しちくくう)
●場所
眉毛の一番外側の所。
●効果
目の疲れ・むくみ・目をスッキリさせる・視界がよくなる・目ヂカラがつく
★ポイント★
押すと目がスッキリして、なぜか気分まで軽くなるのが糸竹空(しちくくう)です。眉尻を指で回しながら目尻が持ち上がるのを意識してほぐしてください。普段、私たちは無意識に目尻が垂れ下がるのを嫌っているため、糸竹空(しちくくう)をほぐす際の目尻が引っ張られて持ち上がる刺激が心に良い作用となり気分まで爽快になります。
●ツボの名称
睛明(せいめい)
●場所
目頭と鼻の付け根の間にある凹み。
●効果
疲れ目・目の落ち込み・顔のくすみ・目のかゆみ・頭痛・鼻水・鼻づまり
★ポイント★
目の疲れをとる代表的なツボです。鼻の骨を指で挟み込むように押してください。グルグル回さずにジワーっと長押しすると鼻づまりなどにも効果が期待できます。指先に意識して気持ちがいい小さな点を見つけて下さい。爪を当てないようにご注意ください。
●ツボの名称
承泣(しょうきゅう)
●場所
目の中心(瞳孔)の下で骨の縁にある小さな凹み。
●効果
涙目、目の下のくま・たるみ・くすみ・しわ・眼の疲れ・かすみ
★ポイント★
指先で小さなくぼみを見つけたらジワーっと約5秒間押してください。その後がポイントで眼輪筋の走行にあわせて左右に揺らすようにほぐしてください。血流があUPして老廃物が流れ出し目の周りが暖かくなるのを感じます。毎日続つづけると目の下のクマ・しわ・たるみが解消します。
●ツボの名称
球後(きゅうご)
●場所
目尻の手前で目の幅1/4のところ。目の骨の際にある小さなくぼみ。
●効果
目の周りのしわ・たるみ・眼精疲労
★ポイント★
目の骨の際にあるので指先でそっと刺激しましょう。目が引きつる・ピクピクと痙攣するなどに効果があります。球後(きゅうご)の少し下にある骨の段差の部分までほぐすとより効果的で眼輪筋の疲労を解消することができます。
●ツボの名称
瞳子膠(どうしりょう)※魚尾(ぎょび)とも言う
●場所
目尻の外側にある凹み。目尻から約2mmのところ。
●効果
目尻のシワ・たるみ・目のクマ・目の疲れ
★ポイント★
目尻にある小さなツボなので指1本で行います。押すだけではなく、目尻を外に広げながら上へ持ち上げるとリフトアップにも効果的です。笑いジワなども瞳子膠(どうしりょう)をリフトアップして解消しましょう。
●ツボの名称
四白(しはく)
●場所
目の幅の真ん中(瞳孔)の親指1本分下にある凹み。
●効果
頬のたるみ・むくみ・くすみ・上の歯の痛み・頭痛・めまい・目の疲
★ポイント★
この部分は、脂肪や老廃物など余分なものが溜まりやすいところです。よく触るとくぼんだ部分があるのでそこを中心に指3本で円を描きながらグルグルほぐしましょう。少し強めの圧でもOKですが赤くなるのはやり過ぎです。頬のお肉がスッキリすると小顔に近づきます。
●ツボの名称
巨梁(こりょう)
●場所
鼻の穴から横へ親指2本分の所。
●効果
顔のむくみ・たるみ・ほうれい線・歯の痛み・目の疲れ・顔の緊張をとる
★ポイント★
顔ツボの中でも触ると痛みが強い部分です。お顔のコリやこわばりがある人ほど痛みが強いはずです。少し我慢して頬骨の下をえぐるように押さえてください。痛みがスーッと引くと同時にお顔の緊張が弛みます。お顔全体がリラックスして自然な笑顔を作り出せます。
●ツボの名称
顴髎 (かんりょう)
●場所
目尻の下側の延長線上で頬骨の縁にある。
●効果
顔のたるみ・シワ・顔の引き締め・アゴの疲れ
★ポイント★
顴髎 (かんりょう)は、巨梁(こりょう)同じで痛みが強い場所です。このツボ周辺の筋肉をほぐすことで頬の高さのアンバランスを矯正しやすくなります。口の開閉もスムーズになります。
●ツボの名称
迎香(げいこう)
●場所
小鼻の両脇にあるくぼみ。
●効果
肌荒れ・シミ・吹き出物・ほうれい線・鼻水・鼻づまり・花粉症
★ポイント★
鼻のトラブルに効く代表的なツボです。ここには、小鼻と上唇を持ち上げる上唇鼻翼挙筋があるため、小鼻の垂れ下がりや口元のゆるみにも効果があります。お顔の中心なので印象を良くしたいゾーンです。
●ツボの名称
散笑(さんしょう)
●場所
ほうれい線の中央のところ。
●効果
ほうれい線、頬のたるみ・むくみ・口角を上げる
★ポイント★
ちょうどほうれい線の中央にあるツボです。この辺りは、口輪筋と口角挙筋・小頬骨筋があるので口元の引き締めと口角を引き上げる効果があり、周辺筋のハリがたるみとほうれい線を解消してくれます。歯茎をマッサージするつもりで行うと良いでしょう。
●ツボの名称
地倉(ちそう)※燕口(えんこう)とも言う
●場所
口角から少し外側
●効果
ほうれい線のシワ・たるみ・肌荒れ・口角を上げる
★ポイント★
口輪筋と口角を持ち上げる作用がある大頬骨筋があります。笑った時に口角の上り具合が左右で違う方は、ここをしっかりほぐしましょう。お口周りのツボを押す際は、入れ歯・部分入れ歯・歯の矯正器具に注意して行ってください。
●ツボの名称
人中(じんちゅう)※水溝(すいこう)とも言う
●場所
鼻の下の溝の上方の所。
●効果
顔のむくみ・顔面神経麻痺・糖尿病・精神安定・歯痛・鼻血
★ポイント★
口輪筋と鼻中隔下制筋という筋肉があり、その下に上アゴの2分する上顎間縫合があります。上顎間縫合は歯の噛み合わせのアンバランスを調整を行います。縫合のある上の部分の筋肉が硬くなると縫合の動きが制限されます。ツボを刺激して縫合を柔軟にして噛み合わせによる骨格の歪みを最小限にすることで様々なトラブルが回避されます。
●ツボの名称
承漿 (しょうしょう)
●場所
唇の下のくぼみ。
●効果
アゴのむくみ・口のたるみ・ホルモンバランス・ニキビ
★ポイント★
アゴに余分な水分や脂肪が付き、こぶのようになる人がいます。このツボを刺激して周りの筋肉をほぐすことで必ずアゴが小さくシャープになります。変化の表れやすい部分でもあるので小顔になるには必ず行ってください。